披露宴のご祝儀は時代と共に移り変わりがあります。
招待状をいただいたらご祝儀はどのくらいにしたらいいのか、世間の相場は気になりますよね。
そんな「ご祝儀」にはどういった意味がありどんな準備が必要かも併せてお伝えしていきます。
ご祝儀とは
人生の節目（吉書・けじめ）に金品を贈ることをいいます。
結婚に限らず、就職祝いや出産祝いなど「慶事」喜ばしい時のこと。反対に、お祝い事ではない事については「不祝儀」と言います。
ご祝儀袋について
結婚式のご祝儀の場合は「結び切り」の紅白の水引の付いた祝儀袋に入れるのですが、
可愛い蝶結びの水引などは「何度でも結びなおしができる」という意味から結婚祝いには適していません。
袋のタイプも様々で、金額に応じた袋を使う様にしましょう。
金額にあっていない袋は失礼になってしまうので注意してください。
ご祝儀の注意点
結婚のお祝いには金額や紙幣の枚数での偶数を避けます。
偶数・・・割り切れ夫婦別れを連想するのでNG
ただし8は末広がりで縁起が良いとされるのでOK
4や9・・・（死）（苦）を連想し縁起が悪いとされています。
偶数の2・・・ペアという言葉があるくらいなので昔ほど忌み嫌われてはいませんが、
友人や親しい人になら、1万円札を1枚と、5千円札2枚で「2万円」でもOKという風潮もあります
中包みには、旧漢字で金額を書き、自分の住所・氏名を毛筆（筆ペン）で記入。
用意ができたら、袱紗（ふくさ）に包んで行き当日会場の受付で、袱紗から出してお祝いの言葉を添えてお渡しするのがマナーです。
例：「本日はおめでとうございます。」「心ばかりのお祝いですがお納めください。」
準備としては予め用意した新札を向きを揃えて入れます。
ご祝儀の金額
あなたがが招かれた当人（新郎新婦）より年上か年下かを基準に考えます。
◇友人や会社の同僚又は同世代の人・・・3万円
◇会社の先輩やカジュアルな会場等の場合・・・2万円
◇後輩など年下の人の場合・・・3～5万円
◇夫婦で出席・・・5～7万円
◇あなたが会社の社長や上司の場合・・・普通より少し多めに包むことが多い
◇兄弟・姉妹・・・5～10万円
◇叔父・叔母・その他の親族・・・5～10万円
◇従兄・従妹・・・3～5万円
◇会費制の披露宴・・・1～2万円
◇子連れで出席・・・子供に用意される料理（5000～10000円）によって配慮しましょう。夫婦で5万円で子連れの場合5万5千円包むわけにはいかないので多めに包むか、別途
品物を買って贈る様にするといいです
◇自分の結婚の際招いた人の式に参列する場合・・・頂いた同額若しくは同額以上を包む
◇招待されていない場合・・・親族1～3万円、友人同僚3000円～2万円
注意：地域性や、年齢に関係なく会社での立場や状況、また付き合いの深さによって多少の違いが出てきますのであくまでも目安にしてください。
結婚式への参列を予定していたのにやむを得ない事情で出席できなくなった場合
ご祝儀はどうするのか、いくら位なのか
欠席を告げるタイミングによっても変わります。
◆出席の返事をしていたのに行けなくなった・・・出席する場合の半分か三分の一くらい。
◆自分の時に出席してお祝いも貰ってる場合・・・出席できなくても同額がマナー。
◆自分の時出席していないけどお祝いだけ貰った人の場合・・・頂いたのと同額です。
◆招待状が届いた時点で早めに欠席の返事をした場合・・・５千円～1万円くらいで現金若しくは品物を贈る。
どんな事情があろうとお祝いのお席のお招きを断るということを頭に入れて配慮して
欠席の連絡は、結婚のお祝いを述べてから出席できず残念で申し訳ない気持ちを直接本人の顔を見たり、電話で声を聴くなどしてきちんと伝えるようにしましょう。
長い歴史の中で、日本人が大切に創り上げてきた文化でもある「祝福の気持ちを表す手段のひとつ」がご祝儀です。
縁起（験・げん）を担ぐ意味でも、快くご祝儀の用意を心を込めていたしましょう。
わからないことがあったりご不安になられた時はお気軽に私共にご相談くださいませ。
全国どちらでもご案内させていただきます。
